と も え 食 堂
■住所 : 福岡市東区箱崎2-38-16
■電話番号 : 092-651-4401
■営業時間 : 11:30〜14:00、17:00〜21:00(日祝定休)

網屋縦筋に古くからあるともえ食堂。足を運んだことのある九大生も多いのではないでしょうか。昔は家族でお店を営んでおられましたが、現在は金井和義さん、マツ江さん夫婦がお二人でやっておられます。そのお二人にお話をうかがってきました。


◇お店の沿革

元々下宿屋をやっており、賄いを出していた延長で、昭和33年より「ともえ食堂」を始める。元々は漁師の家系、祖父の代まで漁業を営んでおり、当時の海産物問屋の屋号が「ともえ」だったため、そこから名前をとった。食事の出前が主であるが、店内でも食事をすることができる。

■メニュー

マツ江さん 「消費税が上がって以来、ずっと同じ。(お店が)自分の家でもあるしね、儲からなくてもいし、いちいち改訂しよったら大変だけん。もういいわって。…もういい、主人が73(歳)かな、そんなに長くはしないだろうから。九大も移転するしお店も改装せんやったんですよ、いつまでするか分からんもんやけん。」

■昔の箱崎

和義さん 「昔は(この辺は)会社が並んどって、もうすごかった(配達に忙しかった)。九大やら持って行く暇がなかったもん。手がまわらんやった。…九大は理学部の2号館やら図書館に配達に行きよった」

■九大の学生

― お店には九大の学生はよく来てましたか?
和義さん 「うーん、最近はあんまりね。たまに来るくらい。」
和義さん 「昔は学生が麻雀をようしよったけん、雀荘に(弁当を)よう持っていきよった。…最近はほとんどなか。」
マツ江さん 「昔から比べたらもう10分の1位になってますよ。…(学生が来たときは)お腹が空いとろうっちゃけん、野菜やらいっぱい入れてあげよった。」

■九大移転

和義さん 「まさか九大がなくなるなんて考えもせんかった、生まれたときから九大はあるけん」
マツ江さん 「(九大移転で)麻雀屋さんが少なくなったね」

■九大生との思い出

「食堂の前は賄いをしよって、それから食堂で、下宿やらさせとって、その頃の思い出はいっぱい残っとるね、学生との。弁護士なった人もおれば、お医者になった人もおって、九大の教授になった人もおる。… 今でも時々来らんしゃる。あさり汁、味噌汁が懐かしいておっしゃる。それでおきゅうと出したら、『懐かしいー』って。」
「(文学部の柴田先生に)子供の面倒ばようみてもらいよった。子供とよう遊んでくれて、遊び半分、勉強半分で。隣に下宿しとんしゃったけんが。今でもお店に時々見られますよ。」


■□ ともえ食堂写真集 □■

 ※ ともえ食堂に関する写真は こちら をクリック(別ウィンドウでスライドショーを表示します)

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(C)2008 箱崎九大記憶保存会