す し ハ ウ ス
■定休日 : 日曜日
■営業時間 : 10:00〜20:00

 六本松キャンパス正門の真正面にある赤い屋根のすしハウス。前を通るといいにおいが漂う。誰もが目にしたことのあるお店だろう。店長の津城良臣さんと千鶴子さん、朝昼晩交替でパートの方が働いている。私が九大生だと伝えると、「もうね、九大生には何万倍も、何億倍もパワーをもらっているの!!」と千鶴子さんはお寿司を作りながら元気に話してくれた。
 良臣さんと千鶴子さんにはお忙しいときに答えて頂き、ありがとうございました。

■お店の沿革
 今年で開店33年目。先生や院生、留学生がよくお昼を買いに来ていた。地元のお客さんにも大変人気で、80歳くらいのおばあちゃんが毎日買いに訪れるほどだという。お昼はお客さんが200人も来る。
■メニュー
メニューはお寿司を中心に豊富である。添加物は一切使っていない。
今は日替わり弁当があるが、これを始めたのは17年前。人気なのは「からあげ」で、ご飯は「大盛り」が人気。からあげ3個入りのお弁当は480円、5個入りは520円。揚げたてのからあげはたまらなくおいしい!!この日の日替わりにはひじき入りハンバーグが入っていた。「本当においしいから、食べてみんね」と、店長さんにからあげに続きハンバーグまでもらってしまった。揚げたてでジューシーで、とてもおいしかった。

■九大生との思い出
 「留学生からお土産をもらったり、新婚旅行に行った卒業生からキーホルダーをもらったよ。」「千葉の落花生をもらったこともあったなぁ。」お寿司をカウンター越しに買うだけであるため、そんなに立ち話をすることはないだろう。しかし、ただ「売る」と「買う」の関係だけでは済まされていなかったんだなぁと驚いた。お昼ごはんを買いに来るだけでも、学生はおじさんやおばさんに、親しみや感謝の気持ちを持っていたのだろうなぁ。

■夜もしんとしている
 九大生が減っても、お客さんは訪れているため、お客さんのトータルの人数は変わっていないそうだ。しかし、おばさんは言う。「九大が移転するのは寂しい。若い人がいないと活気がないし、九大生がうろうろしているのは安心感があったのよ。今は夜も、しーんとしてるよ。」
■九大生へメッセージ
「九大生は安心できる学生ばっかりだった。」


お昼ご飯やおやつを買いたいとき、今はコンビニで済ませることがほとんどだ。コンビニでは商品がずらりと機械的に並べてあり、手に取る品は誰が作ったのかも分からないし、レジで店員と話すこともない。しかし、ここでは顔を見て注文して、目の前で作ってくれる。作ってくれる人の顔も見られるし、「こないだのおいしかったです」と笑顔で話すこともできる。ただご飯を買うという、短い間の特別でない日常であるけれども、作り手と買い手の温かい関係が築けると感じる。

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(C)2008 箱崎九大記憶保存会