G O G O 館

六本松の正門を出た学生向けの飲食店がひしめく裏通りの一角に、ひときわ目を引く黄色い看板がある。GOGO館だ。ここは軽快な江戸っ子節で接客をする大将と驚くほど多い品数で有名な、隠れ家的居酒屋だ。大将の鈴木和明さんが九大生との思い出を語ってくれた。

■お店の沿革
1996年、大学のある街六本松に店を構える。屋号は「いけいけGOGO」というノリのいいフレーズからとったそうだ。開店一年目は裏通りにある店なので、なかなかお客さんに恵まれなかったそうだが、今では九大フィルをはじめとした音楽系サークル、田島寮生が足しげく通うお店となっている。営業時間は18:00〜4:00。
2008年からは「GOGO館」の近くに「6.6.館」という、二号店も出店している。こちらは奥さんが経営している。

■九大生の変化
「学生の変化…よくぞ聞いてくれた。最近の学生はおとなしい。裸踊りしないし、ディスカッションもしなくなってきた。昔はそこらへんで4・5人で、わけわかんない宇宙の話とかしてたよ。そんなことしないで早く帰ればいいと思ったこともあったよ。」と話した後で、「でも田島は別よ。裸踊りするわけじゃないけど元気。」と語った。
■九大生との思い出
大将はおもむろにカウンターの上からファイルをとりだした。「俺は自分の生き方が哲学だと思ってるわけよ。けど、あいつらは『大将、これが哲学です。』って、これを書いてくれたわけよ。」と、大将は何年も前の学生が書いた哲学に関するメモを見せてくれた。「あいつら芋焼酎飲んでるくせによくこんなこと書けるよね。」と話しながら、九大生との懐かしいやり取りを回想した。話し終えると、大将は学生が飲みながら殴り書きしたメモを大事そうにしまった。そんな大将の人柄だろうか、東京や広島から子どもを連れてきてくれる卒業生もいるようだ。また「うちのお客は5・6年生がいっぱいおる。でもそんなのがいい客だよ、いっぱい飲むから。」と現役学生との思い出も語ってくれた。

■六本松キャンパス
大将は田島寮生との深いかかわりから寮祭の時は田島寮の中に入ったり、学際の時に教室に入ったりしたことがあるそうだ。その時「こんなところ(ボロい)で勉強してたんだ。」と感動したそうだ。「六本松の教室を見て、かわいそうだと思ったよ。ボロくて。本当に汚いところでね、蚊がいっぱいいおるところでね。驚いた、教室が汚くてね。」と笑った。
■九大移転について
「六本松キャンパスが移転になると、残念ですね〜売り上げが下がる(笑)。ジャズ研、若い子(新入生)、中堅(学年)、OBが来てくれるとありがたいよ~それが来年でなくなるったい!」と冗談交じりに語った。
■九大生へのメッセージ

「GOGO館、66館を出させてくれてお礼を言いたい。教授、学生の皆さんにご愛顧いただいて、可愛がっていただき、GOGO館・6.6.館共に幸せです。」

と、九大の教授や学生に対して感謝の言葉を語った。それから「最後のほうに大きく太字で書いといて。これ言ったら、誰か来てくれんかな~(笑)」とおどけてみせた。


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