太 春
■■住所 : 福岡市中央区六本松2-10-20
■■電話番号 : 092-781-3747
六本松キャンパス正門を出てまっすぐに行ったところに趣のある二階建ての居酒屋があります。それが居酒屋の太春です。営業時間は18:00〜25:00です。太春の大将にインタビューをしてきました。
■お店の沿革


■九大生との思い出


「出世払いみたいなのもおったけど、ちゃんと出世払いしにきたもんね。」と、大将は昔の九大生を思い出して話してくれた。「飲みにっていうよりご飯食べにね(来よった)。『足りんかったら出世払いで』って。えらくなっとるよ〜そんな人は。あの頃は家がお金のない学生が多かったろ?苦学生が。今は銭持っとるもん。」大将は懐かしい思い出と共に、学生の変化についても教えてくれた。
■田島寮生のバイト


寮生は太春でのバイトを通して多くのことを学んでいく。その一つが見ず知らずの人と話ができるようになることだ。さらに会話を続ける「もう一言」が言えるようになるという。「例えばさ、お客が『兄ちゃん、どこの出身ね?』って聞いてさ、バイトの兄ちゃんが『長崎です。』って答えるやろ。普通これで終わってしまうんよ。でもそれでは会話が終わってしまう。そこでもう一言、『長崎、ご存知ですか?』とか『行ったことありますか?』とか言えれば、会話が続くやろ。」
寮生がここでのバイトで学ぶことは会話のスキルだけではない。人と関わっていく中で必要な心遣いも学んでいく。一度、バイト生の親が「いい教育をしてくれてありがとう」とお礼を言いにきたことがあるという。話によると「ありがとう」「お疲れさま」などの挨拶、食事の後片付けが当たり前にできるようになったそうだ。
「一年生の5月の連中で親がびっくらこくっちゃけん。」と大将はバイト生の変化を教えてくれた。しかしその変化の裏には、大将からの愛の鞭があるようだ。大将はバイト生に対して、ガツン!!と注意をすることがあるという。親心がそうさせるそうだ。大将が強く注意すると、お客が「素直に聞いとき!社会ははそうじゃき!」とフォローを入れることもあるという。そして多くの学生がこの厳しくもやさしい愛情を理解して、巣立っていくそうだ。
■九大生のイメージ

■移転
「決まったことやけんしゃーないっちゃけど、寂しい。九大あっての六本松やったけんなぁ・・・移転はさみしい、やっぱね。もう二度と戻って来んちゃけんなぁ。六本松に用事がなくなるとやけん。」「六本は九大あっての六本松。移転したらみんな寂しがるんやないと?」大将が何度も繰り返した「九大あっての六本松」という言葉が、九大と六本松の結びつきの深さを物語っているようだった。「わがままをいう子がいなくなるのがさみしい。九大が箱崎・伊都に移転したら、六本松に用事がなくなるやろ。六本松は素通りしてしまう。『しっかり』寂しくなる。顔出しがなくなって来るよね~。」大将は町から学生が居なくなってしまう寂しさを語ってくれた。
■学生の変化


■九大生へのメッセージ
「一生懸命勉強してほしい。OB、九大生としての誇りを持って。」と、大将は九大生と卒業生に熱いエールを送ってくれた。